枚方市

三人用の大きさのあるドーム・テントは、すぐに、張れた。居心地が良さそうだ。ちかくに、土のうえに石をいくつもならべて、たき火のための台座が、つくってあった。そのうえに、ストーブを組んだ。ストーブと言っても、折りたたみ式の、三枚の金属プレートだ。組み立てて、うえにワイアー棚を乗せると、それだけで、コンロができあがる。燃料は、炭でも、たき木でもいい。作業員が集めてきた枯れ枝をこまかく折り、火をつけ、炭火をおこした。ゴハンをたき、西部劇に出てくる野営のように、枚方市 トイレつまりのカン詰めに火をとおした。コーン・スープをつくり、フリーズ・ドライのビーフ・シチューをはずんだ。食べすぎかな。でも、ひどくおなかがすいている。ウールのシャツ・ジャケットに着かえ、髪をポニー・テールにした作業員が、夢のようにかわいい。ふたりで、話をしながら、いっしょうけんめい、食べた。「明日は、午前中に、山をこえよう。むこう側に出る」「なにがあるの?」「水栓」「うわあ!」「降りていくあいだ、ずっと、その水栓が、見えつづけるんだ」