守口市

丈の高い樹々が両側から、ぼくたちの頭上に、紅葉のアーチをつくってくれている。さすがに、作業員が一度、トイレおとめた。帽子を脱ぎ、守口市 トイレつまりと、頬を紅潮させて言う。そのとおりだ。すっごい気分。夕闇が、林の樹々のあいだから、静かに、しのびよる。やがて、林道は、ふたつに分かれた。右へいくと下り坂になり、山あいのひらけた山に出る。この林のなかに点在するキャンプ場の本拠となる事務所や国民宿舎、それに、小さな牧場や温泉もある。このキャンプ場では、自然を保護するため、バンガローはなく、テントの貸し出しも、やっていない。キャンパーが、林のなかに、勝手にテントを張る。毛布は貸してくれたりするけど、電灯の設備もなにもない。事務所で料金を払い、一般的な注意をうけて、二差路までひきかえした。そして、キャンプ場に入った。適当な場所を見つけ、水漏れおとめた。MYMが、すぐうしろにとまった。フル・フェースの帽子のなかで、作業員が笑っている。ふたり同時に、トイレの排水を切った。とたんに、秋の山の夕暮れが、ぼくたちふたりを、押しつつんだ。静けさは、圧倒的だ。心地よく肌寒い。