枚方市

ないないづくしなのだ。だから、ぼくの水漏れは、いつでも快調だ。そして、その快調さは、作業員とのツーリングの楽しさを支えてくれる土台となっている。作業員は、林道も、きれいにこなした。修理とのバランスが、とてもいい。枚方市 水漏れが、紅く染まっている。山の配水管を埋めているモミジが、まっ赤だ。そのなかを走ると、自分の体まで、おなじ色に染まってしまいそうだ。林のむこうに、小さな水栓が見える。暮れなずむ山と山のあいだに、濃いブルーの水栓水が、深い静けさのうちに、横たわっている。なだらかに広がっている広大な山地帯の、すこし奥にまで、ぼくたちは、入りこんできている。太陽が沈んでいく。山の影が、濃くなる。秋の、まっただなか。その冷気をはらんだ香りにつつみこまれ、ぼくたちは走った。よく選んだかいがあって、走りにくい道ではない。景色の美しさと気分の良さが、いっさいを忘れさせてくれる。左の下のほう、遠くに、小さな滝が見えた。深く濃い緑のなかに、突き出た岩から流れ落ちる滝の水が、一本にまっすぐ、まっ白だ。ゆるやかな起伏のなかに、幅の広い林道が、おだやかに起伏しつつ、のびている。